シモンコライト育毛効果/中韓に特許申請

2021年12月9日(木)発行の富山新聞に、テイカ製薬の「シモンコライト」の育毛効果について中国、韓国の国際特許に関しての記事が掲載されました。

以下、記事内容。

テイカ製薬方針
スギノマシンと連携
微粒子生産目指す

 医薬品製造販売のテイカ製薬(富山市)は8日までに、動物実験で確認したセラミック物質「シモンコライト」の育毛効果について、中国、韓国の国際特許を出願する方針を決めた。既に日本の用途特許は申請済みで、海外で「コピー商品」が出回らないよう先手を打つ。今後、スギノマシン(魚津市)の装置でシモンコライトの微粒子を生産する計画で、世界で「富山発の育毛剤」を売り出せるよう開発を推進する。

富山発世界へ
 シモンコライトは亜鉛の化合物で、山形大の研究で傷を癒やす効果が分かっている。テイカ製ではラットの毛根細胞を使った実験で、国内外の育毛剤に使用されている発毛・育毛成分「ミノキシジル」よりも毛を伸ばす育毛効果があることを発見した。
 同社は、シモンコライトを配合した第1弾の製品である頭皮用美容液を既に発売した。医薬品より開発期間が短い「化粧品」として販売許可を得た。人の効果は確認していないことから効果効能に「育毛」は含めていない。
 今後、さらに研究を進め、 効能、効果を売り込める医薬部外品や医薬品の開発を目指す。
 同社によると、11月下旬に育毛効果を発表して以来、複数の企楽から「医薬品を共同開発しないか」などと打診があった。 ミノキシジル以上の効果が国内外で関心を集めたとみられる。
 医薬品は一般的に開発費や臨床試験の費用がかさむため、複数の企業が共同開開発するケースはあるが、松井祐史取役事業開発本部長は「今は自社で開発したいと考えている。国内でも複数の特許出を検討し、 しっかり製品を育てたい」と話した。
 同社は実験で、シモンコライトの微粒子を使うことで育毛効確認した。これまではJFEミネラル (東京)から提供を受けていたが、地元富山に微妙子の製造技術を持ち、装置を販売するスギノマシンがあることから、同社の協力で自社生産することに挑む。
 スギノマシンは原料を高速で衝突させて粉砕する超高圧湿式微粒化装置「スターバースト」が活用されるよう支援する。原料と混ぜた水を加圧し、マッハ4(時速4,900キロ) の相対速度で衝突させる方式で、粉砕工程で不純物が混ざらない特長がある。
 両社の連携は、テイカ製薬の松井氏と、スギノマシンの杉野岳副社長が知人同士だったことにもよる。杉野氏は自社の技術を医薬品分野で生かす好例になるとし「世界を目指し、 地元企業と連携できることは大変ありがたい」と話した。

テイカ製薬「シモンコライト」の育毛効果について12月9日に掲載された富山新聞記事
2021年12月9日 富山新聞