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1年間のシモンコライト使用検証結果
2025.06.08
頭皮を4分割し8ヶ月間塗布し続けた結果を徹底公開
40代以降、抜け毛や髪の細さに悩む男性は少なくありません。今回の検証では、55歳男性の協力のもと、実際に市販の育毛剤を用いて、発毛・育毛効果の比較を行いました。
検証対象には、一般的に効果が認められているミノキシジル、近年注目されているシモンコライト、ならびに**成分H(毛乳頭細胞に働きかける成分)**を含む製品を使用。それぞれを頭皮の4エリアに分け、同一条件下で8ヶ月間継続使用しました。
検証方法について
・対象者:55歳男性
・使用期間:2022年7月〜2023年5月(約8ヶ月間)
・使用部位:頭皮を4分割し、それぞれに異なる育毛剤を塗布
・塗布タイミング:毎日入浴後
・塗布量:各製品のメーカー推奨量を使用

・使用製品の成分:
A部位:ミノキシジル配合品
B部位:ミノキシジル+シモンコライト配合品
C部位:成分H配合品
D部位:シモンコライト配合品
使用成分の特徴
ミノキシジル
発毛・育毛・脱毛予防に効果があるとされ、多くの医薬品に採用されている有効成分。
シモンコライト
酸化亜鉛由来の粉末で、持続的に亜鉛イオンを放出し、細胞の再生や血管形成を促進。近年、創傷治癒や毛包再生の研究で注目されている。
成分H
毛乳頭細胞の働きを高めるとされる成分で、毛細血管の強化と栄養供給によって発毛を促進する。
使用感の比較
ミノキシジル製品
最も使用感が良好で、頭皮になじみやすい。
シモンコライト製品
ややベタつきがあるが、すぐに乾くため実用性に問題はなし。
成分H製品
スプレータイプで液垂れしやすく、塗布後すぐに広げる必要があり扱いづらさがあった。
経過観察
● 2ヶ月後(2022年9月)

目立った変化は確認されず。全体的に初期段階では差は見られなかった。
● 3ヶ月後(2022年10月)

各部位に差が出始める。
・成分H配合品のエリア(C)では、抜け毛が目立つようになる。
・ミノキシジルおよびシモンコライト製品を使用したエリア(A・B・D)では、髪が抜けにくくなっている印象が見られた。
● 7ヶ月後(2023年4月)

髪が全体的に長く、抜けにくくなった。
・特にD(シモンコライト単独)では、髪の伸びと密度に明らかな変化が見られた。
● 8ヶ月後(2023年5月)

最終比較では以下の結果が確認された。

結論と今後の検証
検証の結果、ミノキシジル製品とシモンコライト製品はいずれも一定の効果が認められました。特にシモンコライト単独での使用(Dエリア)でも発毛促進の傾向が見られ、コスト面でも続けやすい点は注目に値します。
一方、**成分Hのみを含む製品(Cエリア)**では、明確な育毛効果は確認されませんでした。
現在、Cエリアには「ミノキシジル+シモンコライト配合品」を新たに塗布し、さらなる経過観察を継続中です。